阪神・淡路大震災29年 幼稚園で巨大地震想定し避難訓練

阪神・淡路大震災から29年となった17日、奈良市の幼稚園で巨大地震を想定した避難訓練が行われました。

奈良市の近畿大学付属幼稚園では、阪神・淡路大震災が起きた毎年1月17日に避難訓練を行っていて、17日は3歳から6歳までの園児、およそ130人が参加しました。
訓練は震度6の揺れを想定して行われ、園内に地震の発生を知らせる放送が流れると園児たちは机の下に入って揺れがおさまるまで身を守っていました。
そして、揺れがおさまった知らせを受けると、水やビスケット、防寒シートなどの入った防災用のリュックを背負って避難しました。
このほか17日は、5歳と6歳の園児が、29年前の阪神・淡路大震災で建物が壊れるなどして多くの人が亡くなったことを教わり日頃から地震に対する備えが大切なことを学んでいました。
6歳の園児は「本当に地震が起きたら机の下に隠れます。命が大切です」と話していました。
近畿大学付属幼稚園の横田真由子 教頭は「幼稚園でも家庭でも阪神・淡路大震災の教訓や災害時の人の思いやりの大切さをこれからも子どもたちに伝えていきたい」と話していました。