奈良 下北山村 土砂崩れ 消防 人の骨のようなもの見つかる

奈良県下北山村の国道沿いで起きた土砂崩れの現場で、28日に消防などが捜索活動を行ったところ人の骨のようなものが見つかり、警察などが詳しい確認を進めています。

今月23日、奈良県下北山村上池原の国道169号線で道路沿いの斜面の土砂が幅およそ30メートルにわたって崩れ、車2台が巻き込まれて、1人が大けがをしました。
このうち1台は、土砂に埋まったとみられ、現場では、数日間にわたって煙があがり、これまでの捜索では、ナンバープレートのついたバンパーやスペアタイヤ、それに車のドアの一部が見つかっていました。
県が28日午前6時から、車の一部が見つかった周囲の土砂を取り除く作業を進めていたところ、午前10時37分に人の体とみられるものが見つかりました。
消防によりますと、その後、見つかったのは、人の骨とみられることがわかったということです。
また、土砂の中からは燃えて大きく壊れた車も取り出されました。
現場で見つかった車のナンバーは、連絡が取れなくなっている和歌山県の70代の男性の車と一致していて警察などが詳しく確認を進めています。