「十日えびす」前に春日大社で「福娘」の研修

奈良市の春日大社で、新年に商売繁盛を願う「十日えびす」を前に、参拝者に福を授ける「福娘」役の女性たちが実際に装束を身につけて作法を学ぶ研修が行われました。

春日大社では、毎年1月10日に、境内にある佐良気神社で商売繁盛を願う「十日えびす」が行われ、民間の企業から選ばれた女性たちが参拝者に福を授ける「福娘」を務めます。
22日は、「福娘」役の9人が金色のえぼしと藤が描かれた白い装束を身にまとって研修が行われ、神職からささにたいや熊手などの縁起物を結びつけることや、「ようこそお越し下さいました」といった参拝者にかけることばを教わりました。
そして、縁起物を手渡す際に鳴らす鈴の振り方を繰り返し練習していました。
福娘役の27歳の女性は、「鈴をならすこともまったく慣れていないので、緊張しました。当日はみなさんに少しでも福をおさずけできるように頑張ってまいりたい」と話していました。