奈良の商業施設で防火を呼びかけ 学生が一日消防長に

年末年始に多くの買い物客が訪れる奈良市の商業施設で、防火を呼びかけるイベントが開かれました。

奈良市消防局は毎年この時期、年末年始に多くの買い物客が訪れる奈良市の商業施設でイベントを開いて防火を呼びかけています。
21日は一日消防長を務める帝塚山大学の学生や消防局の職員が店内を巡回しながら、避難経路を示す誘導灯が見えやすい場所に設置されていることや、消火器の期限が切れていないことなどを確認しました。
また、訓練用の人形を使って応急処置の方法を学ぶ講習会も開かれ、買い物客が心臓マッサージのやり方や、AEDの使い方などを教わっていました。
奈良県消防救急課によりますと、県内ではことし9月末までに292件の火災が発生していて、去年の同じ時期と比べて10件増えているということです。
一日消防長に就任した帝塚山大学の馬崎七聖さんは、「ひとりひとりが防火を意識することが大切なので意識を高められればと思う」と話していました。