年末年始を前に 大和郡山の商業施設で消防の立ち入り検査

クリスマスや正月などで人出が増える年末年始を前に、大和郡山市の商業施設で、消火設備などを確認する消防の立ち入り検査が行われました。

立ち入り検査は、奈良県広域消防組合が毎年この時期に行っているもので14日は、職員8人が大和郡山市の商業施設を訪れました。
職員は施設の担当者とともに施設内を歩きながら、通路に避難を妨げるものがないかや幅が十分かなどをチェックしました。
また、消火器や消防用のホース、それに誘導灯などの設備が基準どおり設置されているかも確認し、担当者に定期的な点検を呼びかけていました。
クリスマスや正月を迎える年末年始は、買い物客や入荷する商品の数が増えることから、火災などが起きると大きな被害になりやすいということで、消防組合では今月中(12月)に300か所の商業施設の立ち入り検査を行うことにしています。
奈良県広域消防組合予防部の倉本康成部長は「きょうの検査では不備はなかった。これからの時期、乾燥して火事も起きやすくなるので施設だけでなく個人でも火の取り扱いには十分注意して年末年始を過ごしてもらいたい」と話していました。