使用済みコーヒー豆再利用 ホテルのクリスマスツリー飾り付け

奈良市の老舗ホテルが、宿泊客らに提供したあとに残ったコーヒー豆の粉末を、飾りとして再利用したクリスマスツリーを展示しています。

奈良市の老舗ホテル「奈良ホテル」では、去年からSDGsを意識して、ホテルで使われたものを再利用したクリスマスツリーを展示しています。
4日にお披露目されたことしのツリーは、高さおよそ4メートルで、茶色の丸い飾りが装飾されています。
この飾りはホテルで提供されたあとのコーヒー豆の粉末を、丸い形をした発泡スチロールに接着剤で貼り付けて作られていて、宿泊客らはさっそく写真を撮影するなどしていました。
兵庫県の70代の女性は「茶色の色合いが、ホテルの落ち着いた雰囲気と合っていてすてきです」と話していました。
ホテルの広報を担当する山本理子さんは「ツリーの飾りを見て、SDGsについて考えるきっかけにしてほしい」と話していました。
ツリーは12月25日まで、飾られることになっています。