天理 長岳寺で紅葉がピーク

天理市にある長岳寺では紅葉がピークを迎え、赤く染まったモミジが訪れる人を楽しませています。

長岳寺は、およそ1200年前に弘法大師・空海によって創建された古寺で、日本最古の道とされる「山の辺の道」のほぼ中間に位置しています。
季節ごとにツツジやカキツバタなどが咲く花の寺として親しまれていますが、紅葉の名所としても知られています。
境内にはおよそ100本のモミジが植えられていて、鐘楼門や本堂前の池をあざやかに彩っています。
ことしは気温の高い日が続いた影響で色づきが遅れましたが、11月に入ってからの朝晩の冷え込みで紅葉が進み、例年より1週間ほど遅れて見ごろを迎えました。
寺には多くの参拝者が訪れ、頭上に広がる紅葉を見上げたり、写真を撮ったりして、深まる秋の風景を楽しんでいました。
住職の北川慈照さんは「本堂の縁側から見るモミジがきれいです。庭園を見て、ふだんのストレスや悩みから一時解放されて豊かな気分になってくれたらいいと思います」と話していました。
長岳寺の紅葉は12月初旬ごろまで楽しめるということです。