平城宮跡 朱雀門「へん額」修理費 クラウドファンディングで

奈良市は、平城宮跡に復元された朱雀門に掲げられている「へん額」の修理費用をふるさと納税を活用したクラウドファンディングで集めると発表し、11月1日から寄付を受け付けています。

朱雀門の「へん額」は、たて2メートル70センチ、横2メートル10センチのヒノキ材で、平成10年に国が門を復元した際、奈良市が製作しましたが、「朱雀門」と書かれた文字が劣化により読みづらくなっています。
このため、奈良市は修理費用の全額を、ふるさと納税を活用したクラウドファンディングで集めると発表し、11月1日から寄付を受け付けています。
目標額は1000万円で、ふるさと納税のサイトを通じて寄付することができ、100万円以上を寄付した人は記念として名前が「へん額」の裏に記載されるということです。
受け付けは来年1月29日までとなっています。
奈良市の仲川市長は「たくさんの文化財に囲まれた奈良を守っていくには行政だけの力では不十分だ。参加型の文化財保護なので、多くの人に参加してほしい」と話していました。