元幕内の徳勝龍 千田川親方が地元奈良市に引退と親方襲名報告

先月(9月)、現役を引退した大相撲・元幕内の徳勝龍、千田川親方が5日、ふるさとの奈良市を訪れ、市長に引退を報告するとともに今後の意気込みを語りました。

奈良市出身の大相撲の元幕内、徳勝龍は3年前の初場所で、幕内で最も下位の番付、幕尻ながら20年ぶりの優勝を果たし、話題となりました。
しかし、その後は成績が振るわず、先月、現役を引退し、現在は年寄名跡の千田川を襲名しています。
千田川親方は5日、現役引退後、はじめて地元の奈良市を訪れ、市役所で仲川げん市長らに引退と親方襲名を報告しました。
千田川親方は「現役時代は市民の皆様の応援が励みになりました。今後は親方として頑張ります」とこれまでの感謝と今後の意気込みを伝えました。
これに対し、仲川市長は「けがなど厳しい状況の中でも頑張ってこられた姿をみて、奈良の子どもも勇気をもらったと思う。これからは奈良で相撲に関する行事などを一緒に企画していきたい」と声をかけました。
千田川親方は「これからは親方として、自分が学んだことを若手にすべて教え、実力に関係なく応援してもらえる力士を育てていきたい」と話していました。