「日本酒の日」世界遺産 金峯山寺で乾杯! 吉野町

10月1日は「日本酒の日」です。
奈良県吉野町にある世界遺産、金峯山寺では酒造りに携わる関係者と観光客が一緒に乾杯して日本酒を味わう催しが開かれました。

10月1日は、新しい酒造りが始まる季節に合わせて、日本酒造組合中央会が「日本酒の日」と定めています。
「清酒発祥の地」とされる奈良では、この日に地元の酒造組合が酒をふるまうのが恒例で、ことしは初めて、吉野町にある世界遺産、金峯山寺で催しが開かれました。
1日は、奈良県内の酒造会社の関係者などがことしもおいしい酒を造れるよう本堂で祈願したあと、たる酒の鏡開きを行いました。
そして、寺を訪れた観光客らに日本酒をふるまって、一緒に乾杯しました。
奈良市から訪れた60代の女性は「たるの香りがしてとても美味しいです。寺の周辺にある吉野杉の香りも感じることができていい気分です」と話していました。
奈良県酒造組合の北岡篤会長は、「世界遺産で日本酒の催しを実施することができて心改まる思いです。多くの人に地元に根付いた奈良の酒を楽しんでほしい」と話していました。