「ヘルメットの着用を!」 警察が自転車対象の一斉取締り

自転車運転中のヘルメットの着用と、交通ルールの徹底を呼びかけようと、25日、奈良県内で警察が自転車を対象にした一斉の取締りを行いました。

この取締りは今月(9月)21日から始まった「秋の全国交通安全運動」にあわせて、奈良県警察本部が、25日午前中、県内15か所で一斉に行いました。
このうち奈良市中心部の商店街の周辺では、警察官7人が一時停止を守っていない自転車に乗った買い物客などを呼び止めて、停止線で止まるよう注意していました。
また、ことし4月からヘルメットの着用が努力義務になったことを知らせるチラシを配りながら「命を守るためにも着用をお願いします」などと呼びかけていました。
県警察本部によりますと、ことし6月末までの半年の間に、県内で起きた自転車に関係する重傷事故は36件にのぼり、このうち9割近くでヘルメットが着用されていなかったということです。
奈良警察署交通第二課の松田充弘 課長は「自転車の事故は重傷事故につながりやすいのでヘルメットを着用し、交通ルールをしっかり守ってもらいたい」と話していました。