奈良県内最高齢の112歳女性 県幹部が訪問し長寿祝う

県内で今年度100歳以上になる高齢者は過去最多を更新しましたが、19日、県の幹部が県内最高齢の112歳の女性を訪問し、長寿を祝いました。

大和郡山市に住む、賀川滋子さんは明治44年生まれの112歳で、現在、県内で最高齢となります。
19日は奈良県福祉医療部の山中淳史 部長が賀川さんの自宅を訪問し、「ご長寿、おめでとうございます」と声をかけながら、入浴後に体をふくためのタオルなどを贈り、長寿を祝いました。
賀川さんは、産婦人科医として86歳で引退するまで地域の医療に貢献し、おととし(2021年)4月に行われた東京オリンピックの聖火リレーでは、市内に設けられた区間の一部を家族に車いすを押してもらいながら走ったということです。
家族によりますと、現在も健康で、週3回、デイサービスに通って習字などに取り組みながら新聞を読んだり、テレビのニュースを見たりして過ごしているということです。
賀川さんは「長生きの秘けつは好き嫌いを言わず、食事をきちんととることです」と話していました。