県教委 教諭のメールアドレス乗っ取られ 不審なメールが送信

県教育委員会は、県立ろう学校の教諭のメールアドレスが乗っ取られ、およそ1500件の宛先に不審なメールが送信されていたと発表しました。

県教育委員会によりますと、先月(8月)30日、教職員のメールアドレスを管理している県教育研究所に、不審なメールが届いたという連絡がありました。
県教育委員会で履歴を調査したところ、先月30日までに、県立ろう学校の40代教諭のメールアドレスから、およそ1500件の宛先にメールが送信されていたことが確認できたということです。
送られたメールの内容は把握できていませんが、いまのところ、個人情報の流出などは確認されていないということです。
この教諭が使っていたメールアドレスは、県教育委員会が共通のドメインを使って運用しているもので、調査に対して、教諭は、先月(8月)、見知らぬ相手から送られてきたメールに添付されていたURLをクリックしたと話しているということです。
県教育委員会では、メールの送信先に状況を説明して謝罪するとともに、およそ8000人いるすべての教職員に注意するよう呼びかけたということです。
県教育委員会は、「ご迷惑ご心配をおかけしたことを深くおわびします。今後、原因の究明に努めるとともに、セキュリティー対策を強化して再発防止に努めます」としています。