「防災の日」 大和郡山市の幼稚園で園児たちが避難訓練
大和郡山市の幼稚園で、地震のあとに火事が発生したという想定で避難訓練が行われ、園児たちは「避難する時は、前にいる人を押さない」などと注意点を教わりました。
大和郡山市の筒井幼稚園で行われた避難訓練には、園児などおよそ40人が参加しました。
訓練は、地震発生のあと、園内の湯沸かし室で火災が発生したという想定で行われ、園児らは、備え付けのスピーカーから地震発生を知らせる放送が流れると、それぞれのロッカーから防火ずきんを取り出し、教室の中心に集まって、頭を守る姿勢をとりました。
その後、先生に先導されながら裏口から外に出て、近くの空き地に避難しました。
訓練のあと、園児たちは、改めて「慌てて走らない」、「前にいる人を押さない」などといった避難する時の注意点を教わっていました。
5歳の園児は、「きょうも、教えられたとおり、頭を守るダンゴムシのかっこうができました」と話していました。
筒井幼稚園の市田久美子園長は、「園児たちには、いざという時、自分の命を自分で守れるよう正しい行動が取ってもらえるようになってほしい」と話していました。