奈良市 月ヶ瀬行政センターの公用車1台 車検切れ状態で使用

奈良市は業務で使用している公用車1台を2か月間以上にわたって車検が切れたまま使っていたと発表しました。

車検が切れていたのは、奈良市の出先機関、月ヶ瀬行政センターの総務住民課が業務で使用している軽自動車1台です。
センターによりますと、21日、職員が車検証を確認したところ、有効期限がことし6月6日で切れていることに気づいたということです。
公用車は今月(8月)18日まで2か月間以上にわたって車検が切れた状態で81回使用され、走行距離はおよそ890キロにのぼるということです。
さらに自賠責保険の期限も7月1日で切れていたということです。
この間に事故やトラブルはなかったとしています。
センターはこの車の使用を直ちに中止したうえで、警察に報告を行い、車検と保険へ加入する手続きを進めているということです。
公用車は、カーリース事業の会社から貸し出されている車両で、契約上、車検は事業者が行うということですが、使用するセンター側も確認を怠っていたとしています。
センターは今後、公用車を使用した際に記録を残す帳簿に車検や自賠責保険の有効期限を明記するなどして再発防止に努めていくことにしています。