大和郡山 規格外いちごを使ったビール完成 8月から限定販売

大和郡山市の若手農家グループなどが規格外のいちごを使ったビールを製作し、完成品が26日、報道陣にお披露目されました。

大和郡山市は、いちごの作付面積がおよそ6.6ヘクタールと県内2位の規模で、「あすかルビー」や「古都華」などさまざまな品種が生産されています。
収穫されたいちごの中には商品として流通できない規格外のものも多くあり、市内の若手農家グループなどは京都府木津川市の醸造会社と共同で、こうしたいちごを使ったビールを新たに開発しました。
ビールには冷凍したあとつぶされたいちごがまるごと混ぜられていてほんのりとした甘みと香りを楽しむことができます。
また、瓶のラベルにはいちごのほか、地元特産の金魚などが描かれていて、デザインは県立高円芸術高校美術科の※いそ部那由多さんと若手農家グループが手がけました。
いちごビールの企画の中心となった農家の乾和規さんは、「いちごの香りとほのかな甘みを楽しめるおいしいビールになりました。ビールを好きな人にもそうでない人にも楽しんでもらえたら」と話していました。
いちごビールは来月(8月)1日から県内のスーパーや道の駅などで1500本限定で販売されます。
※いそ部さんのいそは、左が「石」で、右が「義」