電子マネー購入で声かけ 詐欺被害防ぐ コンビニ店長に感謝状

特殊詐欺の被害に遭いそうになった男性に声をかけて、被害を未然に防いだとして、大和郡山市のコンビニエンスストアの店長に、警察から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、大和郡山市のコンビニエンスストア「ファミリーマート郡山下三橋店」の店長、谷梨恵さんで、24日、警察から感謝状と2000円分のギフトカードが手渡されました。
警察によりますと、谷さんは先月(6月)30日、70代の男性が電子マネーの購入方法を尋ねてきた際、金額が5万円分と高額で、使いみちの問いかけに曖昧な答えをしたことなどから特殊詐欺ではないかと思い、警察に通報して被害を未然に防いだということです。
男性は、パソコンがウイルスに感染したという表示が出たため連絡したところ、解決のサポート料として電子マネーの購入を指示されたということです。
谷さんは「高齢者の利用も多く、これからもコミュニケーションを取って詐欺防止に努めたい」と話していました。
郡山警察署の中井義男 署長は「電子マネーを購入させる詐欺も増えているので、コンビニで高齢者が高額の電子マネーを購入しようとしていたら、遠慮なく警察に連絡してほしい」と話していました。