近畿大奈良キャンパス 学生の個人情報など3500件余流出か

近畿大学は奈良市の奈良キャンパスに所属する学生や教職員のメールアドレスと名前、あわせて3500件余りが流出した可能性があると発表しました。

近畿大学によりますと、今月10日、大学の担当者に奈良キャンパスのドメインで利用されているメールアドレスなどがウェブサイト上で公開されているという通報がありました。
大学で確認したところ、奈良キャンパスに所属する農学部の学生や教職員のメールアドレスと名前3500件余りが流出した可能性があることがわかったということです。
奈良キャンパスには学生や教職員のメールアドレスなどが閲覧できるサイトが設けられていて、そこから流出した可能性が考えられるということですが、詳しい原因はわかっていないということです。
被害の報告はいまのところ入っていないということですが、大学ではこのサイトを閉鎖する一方、奈良キャンパスのすべての学生と教職員にパスワードを変更するよう依頼するとともに、不審なメールに注意するよう呼びかけたということです。
大学は「ご迷惑、ご心配をおかけしましたことを深くおわび申しあげます。個人情報の取り扱いについてはさらに厳重に注意し、対策を強化して再発防止に努めます」とコメントしています。