食品売り場の温度管理など保健所が立ち入り検査開始 奈良

暑さで食中毒が起きやすくなる時期を迎え、奈良市ではスーパーなどで食品が適切に管理されているかを確認する、保健所の立ち入り検査が始まりました。

立ち入り検査は、食中毒が起きやすい7月から8月にかけて食品を取り扱う量販店や旅館などを対象に毎年行われていて、3日は奈良市の大型ショッピングモールにある食品売り場に、奈良市保健所の職員2人が検査に入りました。
検査では、食品が置かれている場所の温度を測定して適切な温度で管理されているかや賞味期限や消費期限が適切に表示されているかなどを確かめていきました。
奈良市保健所によりますと、新型コロナの影響で立ち入り検査の場所を減らしてきましたが、ことしは4年ぶりに元の規模に戻して実施されるということで、8月いっぱいにかけて、食品を扱う市内の200か所余りの施設で行われる予定です。
奈良市保健所保健衛生課の林哲司課長補佐は、「この時期は細菌性食中毒が増えるので、肉類を食べるときにはしっかり加熱するなど、自宅でも気をつけてほしい」と注意を呼びかけていました。