桜井市 40代女性マイナンバーカード 別人の顔写真使うミス

マイナンバーカードをめぐるトラブルが相次ぐ中、桜井市でも市内に住む40代の女性のカードに誤って別の女性の顔写真を使うミスが起きていたことがわかりました。

桜井市によりますと、先月(5月)11日、市内に住む40代の女性が市役所の市民課の窓口でマイナンバーカードを申請し、顔写真を撮影しましたが、1か月後、カードの受け取りのため窓口を訪れたところ、顔写真が別人のものになっていることに気づいたということです。
市が調査したところ、申請業務をしていた臨時職員が同じ日に撮影した70代の女性の顔写真と取り違え、そのまま送信していたことがわかったということです。
市は、女性に謝罪したうえで、後日、再発行の手続きを行うということです。
一方、誤って顔写真を貼られた70代の女性のカードについては写真の取り違えはなかったということです。
市は再発防止策として今後、申請書を作成する際に複数の職員でチェックするなど確認を徹底するとしています。
桜井市の松井正剛市長は、「市民の皆さまにご迷惑、ご心配をおかけしましたことをおわび申し上げます。今後、このようなことが起こらないようしっかりと指導を行うとともに、適切な事務執行に努めるよう再度周知を図ってまいります」とコメントしています。