大神神社で「茅の輪くぐり」始まる 年後半の無病息災祈る

夏至の21日、かやでつくった大きな輪をくぐって無病息災を祈る「茅の輪(ちのわ)くぐり」が桜井市の大神神社で始まりました。

大神神社の「茅の輪くぐり」は年の前半についた罪やけがれをはらって残り半年の無病息災を祈る伝統行事で、毎年、夏至のころに行われています。
神社の拝殿の前には、隣の宇陀市から運んだかやでつくった直径2メートル余りの3つの輪が横一列に並べられ、参拝者が、数字の8の字を描くようにそれぞれの輪をくぐっていました。
大神神社によりますと、茅の輪を3つ並べているのは、この神社独特の形式で、平安時代の書物に「3つの茅の輪を作って岩の上においてまつる」と記されていることなどにちなんでのものだということです。
大阪から来た女性は「子どもたちがサッカーをしているので、けがをせずしっかり活躍できることをお祈りしました」と話していました。
また、生駒市の女性は「毎年、『茅の輪くぐり』に来ています。看護師をしているので、勤めている施設の皆さんの健康を祈りながら回りました」と話していました。
大神神社の「茅の輪くぐり」は、来月(7月)9日まで行われます。