五條 生蓮寺 てるてる坊主に「晴れ祈願」

五條市にある生蓮寺は、弘法大師・空海が旅の途中に立ち寄って晴天を祈願したという言い伝えから、「雨乞い」ならぬ「晴れ祈願」の寺として知られています。

寺には全国各地から毎年1500体ほどのてるてる坊主が送られてきますが、最近では新型コロナの終息や世界平和など「晴れ」以外にもさまざまな願いが込められてくるようになりました。
送られてきたてるてる坊主は、寺の高畑公紀住職が本堂の柱の間にひもを渡して一つ一つ丁寧につるし、「晴れますように〜」と唱えながら毎朝心を込めて祈願するそうです。
高畑住職は、「どうにかして晴れにする、それが私およびお地蔵様の力なのかなと、力量を問われていると思っております」と話していました。