奈良 新型コロナ定点把握 新規感染者数 3.33人

奈良県は、26日、「定点把握」による最新の新型コロナの感染状況を公表しました。
1医療機関あたりの新規感染者数は3.33人で、前の週からわずかに増加しています。

新型コロナの感染者数の把握方法は、感染症法上の位置づけが5類に移行したことに伴って、指定した一部の医療機関から週に1回、報告されたものをとりまとめる「定点把握」に変更されています。
県は、変更後、2回目になる集計結果を26日公表しました。
それによりますと、今月(5月)21日までの1週間に、県内55の医療機関から報告された新規感染者数は183人で、1医療機関あたりでは3.33人と、前の週に比べてわずかに増えています。
ただ、現時点では、流行の有無を判断できるだけの十分なデータがそろっていないということで、奈良県は、「流行の傾向を把握するにはしばらく時間がかかるが、引き続き、換気や消毒、必要に応じてマスクをつけるなど、自らの判断で対応し感染防止をしてほしい」としています。