明日香村 景観に配慮した新庁舎が完成 業務始まる
老朽化のため別の場所に移転して新たな建設が進められていた明日香村の新庁舎が完成し、8日から業務が始まりました。
明日香村の役場の本庁舎は昭和38年の建設で、およそ60年たち老朽化が進んだうえ、耐震基準も満たしていなかったため、村はおよそ1キロほど離れた場所に新庁舎の建設を進めていました。
8日は新庁舎での業務開始に先立って午前8時から式典が開かれ森川裕一 村長らがテープカットなどをして祝いました。
新庁舎は鉄骨造りの3つの棟からなり、▼延べ床面積は3200平方メートル、▼総事業費がおよそ25億円となっています。
村の建物は古くから残る景観などを守るため、法律で外見や高さなどに制限がかけられているため、新庁舎は、▼大規模な盛り土をせずに高さを抑えたほか、▼屋根を瓦ぶきにするなどしたということです。
森川村長は、「景観に配慮し災害時に防災の拠点となる庁舎になったと思う。職員の働きでしっかりと機能するようにしていきたい」と話していました。