ウクライナ平和祈り 全国からのてるてる坊主おたき上げ 五條

ウクライナの平和を祈願して、全国から集まったおよそ1500体のてるてる坊主を燃やすおたき上げが、五條市の寺で行われました。

五條市の生蓮寺は、「雨乞い」ならぬ「晴れ乞い」の寺として知られ、全国からてるてる坊主が奉納されています。
ことしは、「晴れ祈願」だけでなく、去年から軍事侵攻が続いているウクライナに平和が訪れるよう願うてるてる坊主を全国から募ったところ、1年間でおよそ1500体が寄せられました。
24日は、まず、本堂で、僧りょが「世界平和」や「戦争が早く終わりますように」などと願いが記されたてるてる坊主を前にお経をあげました。
そのあと、住職らが大小さまざまな大きさで、色とりどりのてるてる坊主を炎の中に投げ込み、集まった人たちは手をあわせてその様子を眺めていました。
五條市の50代の男性は、「とてもおごそかで心打たれた。こういう行事が続いていくということが平和につながると感じた」と話していました。
高畑公紀住職は、「世界の人が、特にウクライナの人が平和で過ごせるように祈願した。みんなで唱えたお経が世界中に届いてほしい」と話していました。