大寒 奈良の東大寺で幼稚園児たちが「耐寒マラソン」

20日は、二十四節気で1年で最も寒いころとされる「大寒」です。
奈良市の東大寺では、子どもたちに寒さに負けずに体を動かしてもらおうと、幼稚園児が境内を駆け抜ける「耐寒マラソン」が行われました。

この行事は、東大寺の境内にある幼稚園が「大寒」の日にあわせて行っていて、ことしは、新型コロナの影響で3年ぶりの開催となりました。
参加したおよそ100人の園児たちは、準備体操をしたあと、国宝の大仏殿や南大門の周辺や園内などを、先生の掛け声にあわせて走りました。
このうち、年中の子どもたちはおよそ1.5キロ、年長の子どもたちはおよそ2キロの距離を、15分ほどかけて走りきり、園長先生から金メダルを首にかけてもらうと、うれしそうな表情を見せていました。
年長クラスの女の子は「坂道はしんどかったけど、走るのは楽しかったです」と話していました。
東大寺学園幼稚園の佐保山曉祥園長は「新型コロナもあって、しばらく、この行事はできませんでした。走るのは大変だろうと心配しましたが、楽しんでくれたようでよかったです」と話していました。