十津川村と北海道の新十津川町の特産物 橿原市で販売会
十津川村と、明治時代に十津川村から移住した人たちがつくった北海道新十津川町の特産物を販売する催しが橿原市で開かれました。
北海道の新十津川町は、明治22年に大水害に襲われた奈良県の十津川村から新しい土地を求めて移住したおよそ2500人がつくった町で、それぞれの特産物を定期的に共同で販売するなど、交流が続いています。
奈良県橿原市では、13日までの2日間、夏から秋にかけての特産物を販売する催しが開かれました。
会場には、十津川村で採れたしいたけなどのきのこのほか、新十津川町のたまねぎやメロンゼリーなどが並べられ、訪れた人たちが品物を手にとって買い求めていました。
60代の女性は「最近は野菜が高いですが、よいタマネギを安く買えてよかったです。オニオンスープを作ろうと思います」と話していました。
十津川村産業課の玉田直嗣主査は「それぞれの特産品を楽しんでもらった上で、これをきっかけに両自治体の縁を知ってもらいたい」と話していました。
新十津川町産業振興課の坂本剛主幹は「私たちにとって十津川村は母の村です。これからも、さらに連携を強化していきたい」と話していました。