グッドデザイン賞 奈良県内からも受賞相次ぐ

すぐれたデザインや活動に対して贈られる今年度のグッドデザイン賞に、県内からは、子どもたちの交流の場となる駄菓子屋を運営しているグループや、乳がんを患った女性たちが身につける入浴着を開発した大学の研究グループなどが選ばれました。

グッドデザイン賞は、さまざまな分野で暮らしや社会を豊かにするすぐれたデザインや活動などを表彰するもので、今年度、県内からは、大賞候補に、生駒市で子どもたちの交流の場となる駄菓子屋を運営している企業などのグループが選ばれたほか、グッドデザイン賞に、乳がんを患った女性たちが温泉や銭湯に入る際に身につける入浴着を開発した畿央大学の村田浩子教授らの研究グループなども選ばれました。
このうち、畿央大学の研究グループが開発した入浴着は、はっ水性や伸縮性などが高い不織布の生地を組み合わせていて、審査委員からは、入浴時の快適さや脱ぎ着のしやすさも考慮し、機能的に仕上げたことが評価されました。
研究グループによりますと、入浴着は、開発当初、販売先が県内2か所の入浴施設にとどまっていましたが、現在では全国50余りの施設に普及しているということです。
村田教授は、「いままで取り組んできたことが評価され、素直にうれしい。乳がんに限らず、手術のあとがある方など誰もが安心して入浴を楽しめるよう支援につなげていきたい」と話していました。

【乳がんは女性のがんで最多】
奈良県の最新の統計によりますと、県内で、2018年の1年間に、新たにがんと診断された女性のうち、乳がんの患者は1072人、率にして21.2%と最も多くなっています。
また、国の統計をもとにした分析では、女性の9人に1人が乳がんになるといわれています。
がん対策の啓発に取り組む団体は、毎年10月を「ピンクリボン月間」と名付け、乳がんに関するさまざまな啓発活動を行っているほか、県も、今月10日を「奈良県がんと向き合う日」と定め、がん検診の早期受診などを呼びかけています。