円安が木材不足に追い打ち 注文住宅を扱う田原本町の工務店

記録的な円安が続き、奈良県内の企業にも影響が出ています。
田原本町の工務店では、世界的に木材が不足して価格が高騰しているなか、円安の影響が重なり、厳しい経営状態が続いています。

建設業界では、コロナ禍で木材需要が活発化し世界的に木材が不足して価格が高騰する「ウッドショック」に加え、ウクライナ侵攻による世界有数の木材輸出国・ロシアへの経済制裁も影響をおよぼしています。
これに記録的な円安が、木材価格の高騰に追い打ちをかけています。
注文住宅などを建設する田原本町の工務店でも、木材の仕入れ価格は上がっていておよそ1年半前に比べて、奈良県産のひのきの柱は1.5倍、輸入木材を使った合板は2倍に上がっているということです。
一方で、コロナ禍でリフォームなどの需要は高まっているため、会社は利益を圧縮したり、広告費の削減や補助金の活用などでコストを押さえたりしながら、なるべく顧客の負担を増やさないようにしているということです。
円相場は今月22日には一時、1ドル=145円台まで円安が進み、工務店の代表取締役、藤井謙昌さんは「ものすごく困っている。ウッドショックに続き、円安で、値段が下がらないどころか他の設備品メーカーの製品もことごとく値上がりしていて、新築の住宅を建てるのにおよそ1割コストが上がっている。現在の状況が改善され、資材の価格が安定すれば」と話していました。