日中国交正常化50年 北京で奈良県などが文化財の展示会

日本と中国の国交正常化から今月で50年となるのを記念して、奈良県などが24日から北京で、日中の交流の歴史を示す文化財の展示会を開くのを前に、開幕式が行われました。

「日中交流二千年アジアをつなぐ美と精神」と題した展示会は、奈良県と中国・北京にある清華大学が日中国交正常化50年を記念して共同で開きます。
24日からの開催を前に開幕式が行われ、荒井知事が「両国の友好関係に大きな意義を持つ」とビデオでメッセージを寄せました。
展示会では、日本と中国の交流の歴史を示す文化財が紹介され、奈良県からは、天理市で出土した古墳時代の大型の鏡や「飛鳥美人」として知られる高松塚古墳の壁画の複製など108件の文化財が展示されます。
また、中国側からは、遣唐使として唐に渡った吉備真備が書いたとみられる墓石に刻まれた墓誌など68件が紹介されます。
清華大学芸術博物館の杜鵬飛常務副館長は「展示会を通じて、中国の人々に、日中両国に数千年の文化交流や友好があることを理解してもらいたい」と話していました。
また、奈良県文化資源活用課の海野啓之さんは「両国の交流の始まりを改めて見つめ直すことが未来に向けての一歩になる」と話していました。