リニア中央新幹線 ルートや駅位置の早期確定に働きかけ確認

大阪までの延伸を目指すリニア中央新幹線について、名古屋・大阪間の沿線府県の知事らが、全線の早期開業に向けて連携を確認する大会が三重県四日市市で開かれました。
大会では、国やJR東海に対し、詳細なルートや駅の位置の早期確定に向け、一丸となって働きかけていくことを確認しました。

リニア中央新幹線は、品川・名古屋間で開業したあと、大阪まで延伸する計画で、早ければ2037年の全線開業を目指しています。
6日は四日市市で、名古屋と大阪間の沿線の三重県と奈良県、それに大阪府の知事らが出席し、全線の早期開業に向けた連携を確認する大会が開かれました。
この中で、三重県の一見知事は、「リニアの技術は昭和37年に開発が始まった。日本人の税金をつぎ込んで作ってきた技術だ。これを世界に先駆けて実用化するのが我々の使命であると考える」とあいさつしました。
奈良県の荒井知事は、「駅周辺の街づくりや地域全体の発展可能性の観点が重要だと思っている。『奈良市付近駅』を経由する県内ルートの決定に向けて、JR東海をはじめ、関係者と連携したい」と述べました。
また、大阪府の吉村知事は、「日本経済の成長のためにもリニアの一日も早い開業は不可欠だ。防災の観点からも、リニアは強い国家づくりにつながる」と強調しました。
大会では、▼2037年の全線開業が確実なものとなるよう工期短縮に向けた工事の準備を最大限進め、一日も早く実現すること、▼名古屋・大阪間の環境影響評価を来年(2023年)から着手し、詳細なルートや駅の位置を早期に確定することなどを、国やJR東海に対し、一丸となって働きかけるとした決議文を取りまとめました。