宇陀市の温泉施設 管理業者が無断で割り引き 市が提訴へ

宇陀市の温泉施設を管理をしていた業者が、市に無断で施設の利用定期券を割り引きして販売し、市に損害を与えたなどとして、市は業者を提訴する方針を表明し、5日、市議会に関連する議案を提出しました。

市によりますと、市の温泉施設「あきののゆ」について、市内のアウトドア用品販売業者と指定管理者の協定を結んでいましたが、ことし6月に施設利用の定期券を市に無断で大幅に割り引きして販売していたということです。
定期券は、半年がおよそ4万5000円、1年がおよそ8万4000円で、市との協定では価格を変更して販売する際は市と協議することになっていて、市は料金を払い戻して定期券を回収するよう求めましたが、業者は応じていないということです。
市は「協定に反し、本来得られるはずだった利益を得られなくなった」として提訴する方針を表明し、5日開会した定例市議会で関連する議案を提出しました。
この業者による管理はことし6月末で終了していて、経営者の男性によりますと定期券を半額で15人に販売したということです。
男性はNHKの取材に対し、「以前も利用券を割り引きして販売したことはあったが、市からは何も言われなかった。販売した定期券を回収することは難しい」と話しています。