奈良県の最低賃金 30円引き上げ 896円に

奈良県の最低賃金について、労使の代表などでつくる審議会が労働局に答申を行い、ことし10月から時給896円と、現在より30円引き上げられる見通しになりました。

最低賃金は、企業が労働者に最低限支払わなければならない賃金で、都道府県ごとに異なります。
厚生労働省の審議会は、8月1日、今年度、全国平均で31円引き上げる目安を示していました。
地域の経済実態などをもとに、全国をAからDの4つの段階にランク分けした奈良県の目安はCランクで、30円になっています。
労使の代表などが参加する奈良労働局の審議会は、この目安をもとに現在866円の奈良県の最低賃金について、議論し、30円値上げして時給896円にする案を採択しました。
5日は、審議会の伊東眞一 会長が、奈良労働局の鈴木伸宏 局長に答申書を手渡しました。
昨年度は、28円の引き上げでしたが、今回の賃金の引き上げ額は物価の上昇が急激に進んでいることもあり、時給換算になった平成14年度以降で最も高くなりました。
新たな最低賃金は、答申通り決定されればことし10月から適用される見通しです。