高齢者に新たな移動手段を 王寺町で低速電動バスの実証実験

坂道が多い地域に住む高齢者に、新たな移動手段を確保できないか探ろうと、王寺町で、1日から、低速の電動バスを使った実証実験が始まりました。

この実証実験は、大手エンジンメーカー「ヤマハ発動機」と千葉大学などが協力して始めます。
王寺町の美しヶ丘地区で行われた出発式では、まず、平井康之町長が「坂が多く、高齢化率も高い、この地域に住み続けたいと思っていただくために、外出支援などの環境をつくりたい」と挨拶しました。
今回、使われるのは「グリーンスローモビリティ」と呼ばれる時速20キロほどで走行する小型の電動バス1台で、運転手を含めた定員は最大7人です。
利用は無料で、月曜・水曜・金曜・土曜は地域に32か所設けられた停留所を巡回するほか、それ以外の曜日は、専用のアプリを使うと希望する停留所に迎えに行くかたちで運行されます。
1日は、早速、地域の人たちが利用し、乗車した女性は「すごく乗り心地がよかった。意外と涼しくて、これから外出しやすくなると思います」と話していました。
実証実験は来年1月末まで行われ、町などでは、高齢者の外出促進や地域コミュニティの活性化につながるかなどを検証することにしています。