前川衆院議員の裁判で検察側証人「面識はなかった」と証言

日本維新の会の前川清成衆議院議員が去年の衆議院選挙の公示前に、自らへの投票を呼びかける趣旨の文書を有権者に送ったとして、公職選挙法違反の罪に問われている裁判で、文書を受け取った男性が検察側の証人として出廷し、「議員と面識はなかった。支持も支援もしていません」と述べました。

日本維新の会の衆議院議員、前川清成被告(59)は、奈良1区から立候補して比例代表で復活当選した去年10月の衆議院選挙で、公示前に自らへの投票を呼びかける趣旨の文書35通を郵送したとして、公職選挙法違反の事前運動などの罪に問われています。
文書は選挙期間中に有権者に送ることが認められている「選挙はがき」の宛名書きなどを求めるものでした。
20日の裁判には、文書を受け取ったという奈良市の男性が証人に呼ばれました。
このなかで男性は、自宅に文書が届いた日について、公示前にあたる「去年の10月15日だった」と述べました。
その上で、「前川議員とは面識はなかった。支持も支援もしていません」と証言しました。
文書の送り先をめぐっては、議員側は初公判などで、支援が期待できる出身大学の卒業生で、法律で認められている選挙前の準備行為などにあたると述べています。
一方、検察はこれまで、「前川議員は、支援者でない人にも文書を送っていたことを認識していた」などとして違法な事前運動にあたると指摘しています。
次回の公判は今月24日に行われる予定です。