南都銀行 中小企業向けの貸し出し増加 2年連続の増益

南都銀行のことし3月までの1年間の決算は、新型コロナ対策の設備投資などで中小企業向けの貸し出しが増加したことなどから2年連続の増益となりました。

南都銀行は、13日、昨年度の決算を発表しました。
それによりますと、▼一般企業の売り上げにあたる「経常収益」は775億3100万円で、前の年度に比べて4.5%減少しました。
一方で、▼最終的な利益にあたる「純利益」は118億6700万円で、前の年度に比べて9.2%の増益となりました。
増益は2年連続です。
増益の要因について南都銀行では、株価の下落などで有価証券の売却益が減ったものの、▼新型コロナ対策の設備投資などで中小企業向けの貸し出しや住宅ローンが増加したこと、▼それに、支店の統廃合など組織の見直しで人件費が減ったことなどをあげています。
今後の見通しについては、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻による原材料費の高騰や、物流の停滞が世界経済の成長を押し下げるとして、来年3月までの今年度1年間の最終利益は、ことしより7%余り少ない110億円と見込んでいます。
南都銀行の横谷和也専務は、「原材料費の高騰が取引先の収益を圧迫すると考えており、ウクライナ情勢などの不安材料を注視しながら、取引先の支援を継続していきたい」と話しています。