奈良 荒井知事 十津川村トンネル死傷事故 原因究明へ

今月2日、十津川村にある県が管理するトンネルで、バイクでツーリングしていた男性2人が相次いで転倒し、1人が死亡し、もう1人がけがをした事故で、荒井知事は現場で照明用の電線が垂れ下がっていた原因の究明に取り組む考えを示しました。

奈良県が管理し、十津川村にある国道168号の「助人トンネル」では、今月2日、バイクでツーリングをしていた男性2人が相次いで転倒し、1人が死亡し、もう1人がけがをする事故が起きました。
現場では、天井の補修作業にあわせて臨時の照明が設けられていましたが、事故当時は照明の電線が垂れ下がっていたということで、警察はバイクが電線に絡んだ可能性もあるとみて詳しく調べています。
荒井知事は、12日の会見で「ご遺族の方にお悔やみ申し上げる」と述べたうえで、警察の捜査に協力しながら電線が垂れ下がっていた原因の究明に取り組む考えを示しました。

【踏切事故“安全確保について検討”】。
先月25日、大和郡山市の踏切で、目の不自由な女性が列車と接触して死亡した事故をめぐり、奈良県の荒井知事は、12日の会見で「事故は悲惨だった。踏切内での視覚障害者の安全確保の課題が突きつけられているように思う。県としても安全性の確保について検討しなければならない」と述べました。

【奈良県 水道一体化メリット強調】。
県内の水道事業を一体化した場合の水道料金の試算について、県などは老朽化に対応するためにも、試算は妥当なものだとしたうえで、改めて一体化のメリットを強調しました。
県内のそれぞれの自治体が運営している水道事業をめぐり、県は、令和7年度に奈良市など27の市町村と、経営を一体化して事業を開始する構想を掲げていますが、奈良市は、県が示している現在の試算では、投資額が膨大で、水道料金の価格の見通しも高すぎるなどとして、ことし1月の会議の途中から議論の場を欠席し、構想への参加に慎重な姿勢を示しています。
これについて、12日、構想を議論する協議会の幹部を務める奈良県の荒井知事や橿原市、生駒市などの各市長が記者会見を開き、水道設備の老朽化に対応するためにも試算は妥当なものだとしたうえで「奈良市にとっても構想への参加はメリットがある」と強調しました。
そのうえで、奈良市に対し、疑問点については協議会での議論を通じて解消すべきだとして、協議会への出席や構想への参加を前向きに検討するよう呼びかけました。