バスターミナルの利用呼びかけへ

県がおよそ45億円を投じて整備した観光バス向けのバスターミナルのオープンから1か月がたちました。
しかし、ターミナルを使わず、近くの路上で客を乗り降りさせるバスもあり、県は、ターミナルの利用を呼びかけるとしています。

「奈良公園バスターミナル」は、奈良公園周辺の渋滞を緩和しようと、県が、県庁に隣接する県有地におよそ45億円をかけて整備し、先月13日にオープンしました。
このターミナルは観光バス向けで、到着したバスは客を降ろしたあと、別の場所で待機し、また戻って客を乗せる仕組みです。
利用は予約制で、料金は1台2000円です。
ところが、ターミナルを使わず、近くの路上で客を乗り降りさせるバスがあることがNHKの取材で確認されました。
12日の午後、ターミナルから道を挟んですぐの場所で30分ほど取材すると、複数の観光バスが路上に停車し、客を降ろしていました。
警察によりますと、この道路は駐車禁止ですが、客を乗り降りさせるだけなら一時停車と見なされ、法律違反になりません。
県奈良公園室の竹田博康室長は、「バスがいろんな場所に停車すると、安全性の観点から問題だ。安全と渋滞緩和につなげるためにもターミナルの利用を呼びかけたい」としています。