電動キックボード 制度変更から1年で安全利用呼びかけ

一定の基準を満たせば電動キックボードを免許なしで運転できる制度が始まって、1日で1年です。
新たな移動手段として注目される一方、事故や交通違反も確認されていて、警察が安全な利用を呼びかけました。

電動キックボードは、去年7月から最高速度が時速20キロ以下などの基準を満たすものについては、16歳以上であれば免許なしで運転できるほか、最高速度を時速6キロ以下に制御できるなどの条件を満たせば自転車の通行が認められている歩道を走行できるようになりました。
制度が変更されてから1年となる1日は、警察官が名古屋・栄の交差点に立ち、違反がないか警戒したり、チラシを配って安全な利用を呼びかけたりしました。
愛知県内では、去年7月からことしの5月末までに、電動キックボードによる交通違反の検挙件数が63件に上っているということです。
愛知県警察本部交通指導課の村瀬一史課長補佐は「自分が乗っている電動モビリティの車両区分が何に該当するのかしっかり把握して、それに応じたルールの徹底をお願いしたい」と話していました。