岐阜 揖斐川町 クマに襲われ男性大けが 町は注意呼びかけ

25日午後、岐阜県揖斐川町で釣りをしていた男性がクマに襲われ、顔などに大けがをしました。
揖斐川町は、26日午前、地元の猟友会とともにパトロールを行うなどしてクマへの注意を呼びかけています。

25日午後5時半ごろ、揖斐川町春日美束の粕川の河原でひとりで釣りをしていた岐阜県大垣市の70代の男性がクマに襲われました。
揖斐川町などによりますと男性は川の中州でクマに襲われて押し倒され、頭と顔などを爪で引っかかれ大けがをしたということです。
揖斐川町は、26日午前、現場付近に職員を派遣して地元の猟友会の人とともにパトロールを行い、現場の状況を確認しました。揖斐川町ではこれから1週間、クマが出没しやすい朝と夕方に現場付近をパトロールするほか、釣り人や散歩をしている人などに注意を呼びかけるということです。
揖斐川町内でことし4月から6月にかけて目撃されたクマの情報は21件と、前の年の同じ時期と比べて8件多くなっています。
揖斐川町地域振興課の金崎浩司課長補佐は「男性を襲ったクマはまだ見つかっておらず、気をつけてほしい。もしクマに出くわした場合は静かにあとずさわりするなどして逃げてほしい」と話していました。