各地で真夏日 20日も気温上がる見込み 熱中症対策を

19日の愛知、岐阜、三重の3県は高気圧に覆われて気温が上がり、岐阜県揖斐川町で33度を超えるなど、各地で30度以上の真夏日となりました。20日も引き続き気温が上がる見込みで、熱中症への対策を心がけてください。

気象台によりますと、19日の愛知、岐阜、三重の3県は高気圧に覆われ、気温が上がりました。
日中の最高気温は、岐阜県揖斐川町で33.4度、愛知県愛西市で32.3度、三重県松阪市飯南で32.1度など、各地で30度以上の真夏日となりました。
20日も引き続き高気圧に覆われて気温が上がる見込みで、日中の最高気温は、岐阜市と岐阜県高山市、三重県伊賀市で31度、名古屋市で30度などと予想されています。
水分をこまめに補給したり、屋内でも必要に応じて冷房を使ったりするなど、熱中症への対策を心がけてください。
【愛知 大府 冷房効いた公共施設などを開放】
熱中症を防ぐため、愛知県大府市は、冷房が効いた公共施設などを暑さをしのげる場所として開放していて、日中、施設へ涼みに訪れる市民などの姿が見られました。
大府市は、公民館や図書館などの公共施設のほか、ショッピングセンターなどあわせて43か所を「おおぶクールシェアスポット」として今月から開放しています。
19日の大府市の最高気温は、18日より6.6度高い31度で、日中、スポットに指定されている図書館には市民などが涼みに訪れていました。
市内から1歳の娘と訪れた女性は「子どもが幼くまだ暑さに慣れていないので、熱中症が気になります。公園はもう暑いので、最近は図書館など室内を利用しています」と話していました。
また、東浦町から訪れた30代の女性は「本を読むだけでなく、自宅だとエアコンの電気代が気になるので涼みにきました」と話していました。
愛知県によりますと、熱中症対策として今年度から運用が始まった「熱中症特別警戒アラート」が発表された場合、18日の時点で、大府市も含めた県内の24の市と町で、冷房が効いたあわせて558の施設を「クーリングシェルター」として開放することになっているということです。
大府市健康未来政策課は「熱中症予防のために快適に過ごせる場所を今後も増やしていきたい」としています。