名古屋 中高生がラグビー選手とオーバードーズの危険性学ぶ

市販薬の過剰摂取・オーバードーズが若者の間で深刻な問題となる中、中高生がプロのラグビー選手と練習を通してオーバードーズの危険性を学びました。

16日は名古屋市千種区にある愛知中学・愛知高校のグラウンドで、ラグビー部などに所属する中高生およそ70人が、豊田市を拠点に活動するラグビーチーム「トヨタヴェルブリッツ」の川崎太雅選手らと共に練習を行いました。
練習の中で生徒たちは、「OD」「クスリ」などと書かれたハンドダミーと呼ばれるクッションにアタックし、選手とボールをつなぎながらトライをして、薬物には頼らないことを宣言しました。
練習後のトークショーでは、生徒らが「やめたくなったことはないのか」や「悩みはどう解決しているのか」といった質問をし、選手たちは経験を交えながら答えていました。
参加した高校3年生の生徒は「プロの方から教えてもらえてとてもよかったです。友達にもオーバードーズのこわさを広めていきたいです」と話しました。
また川崎選手は、「とてもいい機会でした。ラグビーをしているからには仲間がいると思うので、薬に頼るのではなく、仲間や家族、友達に自分の気持ちをまず相談してみて欲しい」と話していました。