円安の影響で免税品販売が好調 名古屋のデパート

名古屋市にあるデパート4社のうち2社で4月の免税品の売り上げがひと月として過去最高を記録しました。
円安の影響で外国人観光客の消費が伸びたことが要因だということです。
発表によりますと、4月の免税品の売り上げは、新型コロナ感染拡大前の2019年の同じ月に比べて「名古屋三越」がおよそ1.4倍、「松坂屋名古屋店」がおよそ2.2倍に増加しました。
これら2社ではひと月の免税品の売り上げとして過去最高だったということです。
また、「ジェイアール東海※高島屋」でも4月の免税品の売り上げは2019年の同じ月のおよそ2倍となり、こちらは4月として過去最高だったとしています。
各社では、円安が進んだことで外国人観光客の消費が活発化していることが要因だとしていて、品目別にみると、海外の高級ブランドのバッグや財布のほか、国内の有名ブランドのスキンケア用品なども販売が好調だということです。
デパート各社では、引き続きインバウンド需要の取り込みを強化することにしていて、中部空港の国際線の就航の動向などについても注視していくとしています。
※はしご高