愛知 豊田 女子高校生殺害事件から16年 情報提供呼びかけ

愛知県豊田市で女子高校生が殺害され、バッグなどが奪われた事件から2日で16年です。市内の駅などでは、警察がチラシを配って情報提供を呼びかけました。

16年前の平成20年5月2日、豊田市で、クラブ活動を終えて帰宅途中の高校1年生、清水愛美さん(当時15)が殺害されてバッグなどが奪われました。
警察は強盗殺人事件として、のべ9万7000人を投入して捜査を行い、これまでに奪われたバッグが岡崎市内で見つかったほか、先月末までにおよそ1800件の情報が寄せられていますが、今も未解決のままです。
事件から16年となる2日は、名鉄豊田市駅などで、警察官が駅の利用者などにチラシを配って情報の提供を呼びかけました。
事件の解決につながる有力な情報を提供した人には300万円を上限に懸賞金が支払われることになっています。
豊田警察署の木村紀夫署長は「事件発生から長い年月がたっていますが、遺族はつらい思いを、長年、感じています。その気持ちを忘れずに被疑者を必ず捕まえるため捜査を進めていくので、ささいな情報でも提供してほしい」と話していました。
また、豊田警察署では、現場に残されていたものと同じタイプのミニタオルや白い結束バンドなどが公開されました。
事件に関する情報は、豊田警察署の特別捜査本部、電話番号「0120ー400ー538」で受け付けています。