「日本版ライドシェア」 愛知県内で始まる

「日本版ライドシェア」 愛知県内で始まる

一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ、いわゆる「日本版ライドシェア」のサービスが26日から愛知県内で始まり、名古屋市のタクシー会社で出発式が開かれました。

「日本版ライドシェア」は、タクシー会社が運営主体となって研修や運行管理などを行い、一般のドライバーが自家用車を使って有料で人を運ぶ仕組みで、26日から愛知県内でも始まりました。
サービスを始めるタクシー会社では、26日、記念の式典が開かれ、関係者らがテープカットを行いました。
このあと、ドライバーは、車内に備えられた専用の機器を使ってオンライン上でのアルコールのチェックを受けていました。
愛知県内でサービスが提供できるのは、名古屋市や瀬戸市、日進市など17の市町村で、タクシーが不足している金曜日の午後4時から8時までと土曜日の午前0時から4時までです。
この会社では、今後、ドライバーを現在の3人から15人程度まで増やすということです。
ドライバーに採用された名古屋市の40代の男性は「本業の隙間時間を使ってやってみたかったタクシーの業務をできるので、興味を持ちました。研修で学んだことを生かして、安全第一で運転したいと思います」と話していました。
名鉄タクシーホールディングスの浅野丈夫社長は「副業禁止で、歩合給といったこれまでのタクシー特有の働き方に加えて、新たな働き方を世の中に提示していきたい」と話していました。