愛知 瀬戸 金融機関窓口で特殊詐欺防ぐ訓練

オレオレ詐欺などの特殊詐欺の被害を防ごうと愛知県瀬戸市にある金融機関で、被害を防止するための訓練が行われました。
この訓練は、愛知県警が特殊詐欺を水際で防止する対応方法を金融機関の職員に知ってもらおうと行ったものです。
瀬戸市陶原町にある瀬戸信用金庫で行われた4月24日の訓練では、高齢の母親が息子から会社の資金を無くしたので立て替えてほしいと頼まれて100万円を引き出しに来たという想定で行われました。
信金の職員は、母親役から「お金が必要なのですぐに100万円引き出して」と聞くと、特殊詐欺の被害ではないか確認するためのチェックシートを活用しながら使いみちなどを尋ねました。
そして、対応した職員は上司にも報告して詐欺の疑いがあるとして警察に連絡し、駆けつけた警察官が息子に連絡を取るなどして詐欺だと見破りました。
警察によりますと、去年1年間に愛知県内の金融機関の窓口やATMで職員が声をかけるなどしたことで特殊詐欺の被害を防げたケースは139件あったということです。
訓練をした職員の女性は、「特殊詐欺を防ぐための対応方法を確認できてよかったです。今後も迅速に対応していきたい」と話していました。