愛知・瀬戸焼の作品販売「せと陶祖まつり」にぎわう

日本有数の焼き物の産地愛知県瀬戸市で、「瀬戸焼」の作品を販売するイベントが開かれ、多くの人でにぎわっています。

「せと陶祖まつり」は鎌倉時代、この地で窯を開いたとされる瀬戸焼の陶祖・藤四郎をしのんで毎年開かれています。
メイン会場となる名鉄尾張瀬戸駅周辺にはおよそ70の店が並び、このうち若手作家の作品が並ぶエリアでは、瀬戸焼でできた茶わんやはし置き、それにアクセサリーなどが販売され訪れた人たちは手に取ってお気に入りの品を探し求めていました。
また、瀬戸市は来年開幕する大阪・関西万博のパビリオンの材料の一部に地元の人たちのメッセージが書かれた瀬戸焼を提供することにしていて、訪れた人が瀬戸焼でできたレンガに思い思いのことばやイラストを残していました。
イベントに参加した瀬戸市の5歳の男の子は、「チューリップと太陽を描きました。楽しかったです」と話していました。
また、瀬戸市の30代の女性は、「自然いっぱいの瀬戸市の魅力を伝えたいという思いで桜ともみじを描きました。自分が作ったものが万博で使われるというのは驚きですがうれしいです」と話していました。
「せと陶祖まつり」は21日午後5時まで開かれています。