空き巣など侵入盗被害全国最悪 愛知県警戸締まり徹底呼びかけ

令和6年2月末までに愛知県内で確認された空き巣などの「侵入盗」の被害が500件を超え、全国で最も多くなりました。
警察は組織的な窃盗グループが活動を活発化させているとみて捜査を進めるとともに、外出時の戸締まりの徹底などを呼びかけています。

愛知県警察本部によりますと、2月末までに県内で確認された空き巣などの「侵入盗」は529件で、被害の総額は12億9000万円にのぼり、いずれも全国で最も多くなりました。
新型コロナの感染が拡大していた時期に比べ、旅行などで外出して家を留守にする人が増える中、組織的な窃盗グループが活動を活発化させているとみられるということです。
警察は短時間外出する際も玄関の鍵をかけるほか、庭に面した窓などの施錠も徹底するよう呼びかけています。
また、現金や貴金属などの貴重品はなるべく自宅に置かず、やむをえず保管する場合は金庫に入れてほしいとしています。
対策として、留守中に不審な人物が侵入するとスマートフォンにリアルタイムで画像が送られる「スマホ連動型防犯カメラ」なども有効だということです。
愛知県警は「旅行などで家をあける大型連休中に空き巣の被害が増える傾向がある。防犯意識を高めて欲しい」としています。