名古屋市教委金品授受 調査チームが3月29日に中間報告

名古屋市教育委員会が教員団体から校長への推薦者名簿とともに金品を受け取っていた問題で、外部の有識者による調査チームが20日会議を開き、教員団体を対象にしたアンケート結果を踏まえてさらに調査を行い3月29日に中間報告を取りまとめることになりました。
この問題をめぐって2月に設置された外部の有識者の調査チームは、名簿や金品を受け取っていた関係者へのヒアリングや教員団体を対象にしたアンケートを行うなどして実態の解明を進めています。
20日は名古屋市役所で5回目の会議が非公開で開かれ、事務局を務める市によりますと91の教員団体を対象にしたアンケートの回答の内容を共有しました。
金品を渡した理由についてはほとんどが「激励」だったということです。
調査チームはアンケートの結果を踏まえて名簿や金品を受け取った教職員課の課長経験者などにヒアリングを進めた上で、3月29日に会議を開いて中間報告を取りまとめ、公表することにしています。
調査チームの座長を務める京都芸術大学の寺脇研教授は会議後、記者団に対し「もう1週間あるので、その間に調査したことを含め、年度末時点で明らかにできることはしっかりお伝えしたい」と話していました。