社員に違法な長時間労働 労働局が「木曽路」と部長を書類送検

全国でしゃぶしゃぶ料理店を展開する外食チェーン「木曽路」が社員に違法な長時間労働をさせていたとして、愛知労働局は16日、労働基準法違反の疑いで本社と部長職の男性を書類送検しました。

書類送検されたのは名古屋市昭和区にある「木曽路」の本社と本社で部長職を務める50代の男性です。
愛知労働局によりますと、この会社ではおととし4月1日から1か月の間に30代と40代の男性社員2人に対し、月100時間を超える時間外労働や休日労働をさせていたとして労働基準法違反の疑いが持たれています。
2人はいずれも店舗の管理事務を担当していたということで、このうち1人は月の時間外労働と休日労働の合計が150時間を超えていたということです。
「木曽路」はNHKの取材に対し当時2人の社員は新型コロナウイルスの影響で店舗を休業させた際の協力金などに関する事務作業に追われていたと説明した上で、「厳粛に受け止め、二度とこのようなことが起こらないよう、再発防止に努めます」とコメントしています。